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Mark 10 (核爆弾)
Mark 10はアメリカ合衆国が開発していた核爆弾。Mark 8を基にした軽量核爆弾であったが、実用化はなされなかった。 Mark 8と同じく、核物質に高濃縮ウランを用いたガンバレル型の核分裂兵器であり、Mark 8より軽量化することが求められた。また、多目的核爆弾として、信管は空中爆発用のみのものが計画された。そのため、"エアバースト・エルシー"(Airburst Elsie 空中爆発エルシー)の愛称を得ていた。エルシーはLC(Light Casing bomb 軽量爆弾)であることに由来している。大きさは、直径12インチであり、重量は1,500から1,750ポンド、核出力は12から15ktを予定していた。 1952年5月にMark 10の開発は中止されている。軽量核爆弾としてはMark 12の開発が進められた。Mark 12はインプロージョン方式であり、Mark 10よりもさらに軽量で、必要な核物質量も少なくて済むものであった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Mark 10 (核爆弾)」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Mark 10 nuclear bomb 」があります。
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